みなさんこんばんわ。時鍵サービスです。
お客様より鍵をなくして家に入れなくなったとのことから、夜に入電を頂きご対応してきました。
さて、夜中に鍵をなくした場合、合鍵を持っている同居人や身内がいれば来てもらえればいいですが、遠くに住んでいたり夜勤などで朝まで開けてもらえないということもままありますよね。
そのようなときは、当店のような夜中でも対応可能な鍵屋を呼んでください。作業中でなければ、早急にご対応させて頂きます。作業中の場合は、お電話に出られないこともありますので、その際はご容赦ください。遠慮なく何度かかけてもらえると助かります。
今回のお客様の玄関ドアはピンシリンダータイプのドアノブでした。先2件の鍵屋さんは鍵を壊すしかないと判断。お客さんは鍵を壊さずに開けてほしいとのことからうちに連絡をして頂けたそうです。うちが開けられなければ壊して鍵交換してください、ということでしたが、なるべく壊さずに開けたいもの。
とはいえ、先の鍵屋さんが撃沈されたように、ドアノブのピンシリンダーはアンチピン(ピッキング防止ピン)が入っていますからピッキングで解錠はできません。何本か細いドリルでドリリングしてシリンダー内部のピンを飛ばす、という手もありますが、ピンが詰まったりドリルの先端が折れると面倒です。
カギ屋さんの中にはピッキングしてなんぼ、という考えをされる方もいらっしゃいますが、なにもピッキングにこだわる必要はありませんからね。お客様は、とにかく家の中に入りたいだけなのですから。
という訳で玄関ドアからのアクセスがダメならば、窓のクレセント錠を外から解錠していこうという訳です。
窓のクレセント錠を外から解錠するアプローチを試みた。

窓ガラスはすりガラスなので、クレセント錠の形状もよく分かりません。昼間で明かるければやりやすいのですが、夜中なのでよく見えませんね。一旦、窓の隙間からスコープを入れてみることにします。

なるほど。上げ下げタイプの二重ロックがかかっております。二重ロックのつまみを引き上げて、クレセント錠の柄の部分(取っ手)を下に半回転させる必要がありそうです。

つまみを引き上げて、と。
⇩


くらいとやりづらいなぁ。透明ガラスだとスコープ入れなくても解錠できるのですが、くらいと心眼で解錠しないといけません。でも私の腕はまだまだですからスコープを入れた方が早い。お客様第一ですからこだわりは捨ててスムーズに解錠できる方法を選んでいきます。

無事、解錠できました。

腰高窓なので脚立を準備して、お客様に窓から入ってもらい玄関ドアを開けて頂きました。
明日の昼には旦那さまが夜勤から帰られるため、今日はお家でゆっくりして明日旦那さまが帰られてから、出勤されるそうです。よっ、社長出勤!なんてね。調子のりましたごめんなさい。
お家の解錠には自信のある当店ですが、何でも開けられる訳ではありません。例えば、全ての窓に補助錠が付けらていたり、玄関ドアのセキュリティも完璧な場合、お手上げなこともあります。その場合は、カギを破錠して開けてカギ交換となることもあります。その場合は、カギ開け代は通常よりお安くしますけどね。ただ、破錠は意外と技術も労力も神経も使って大変ですし、リスクもありますからあまりやりたくないんですよね。ドリル壊れるから、意外と費用かかるし、壊せばいいや、という考え方では解錠技術は上がらないですし。
これからも当店はなるべく破壊しないやり方で頑張りますんで、カギをなくして困ったら時鍵サービスをご利用くださいませ。
